唾液の働き

唾液の働きをご存知ですか?昔から「一口30回噛みましょう」とよく言われていますね。しっかり噛むことで食べやすくなるのは、すりつぶされて食べ物が「やわらかくなる」からです。ここで重要な役割をするのが「唾液」です。
唾液は一日に0.5~1.5ℓも分泌され、口の中に常に2~3ml(計量スプーン小さじ1/2程度)存在しているといわれています。しかし食べ物を噛むときに口の中の唾液が少ないと、食べ物がまとまりにくく、噛み砕いたものを飲み込みやすい状態にまとめることができません。しっかりと噛むことで耳の下、顎の下、舌の下にある唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増え食べやすく、飲み込みやすくなります。
また、唾液は運動や刺激によっても分泌量が増えます。話す・歌う・笑うなど日常的に口を動かすことは、もっとも手軽なトレーニングといえます。そして食事にも一工夫。噛み合わせがしっかりできていれば、かための食品を食事に加えてみたり、ガムやスルメを噛むのもよいでしょう。酸っぱいものや辛いもので刺激する方法もあります。どの方法がご自分に良いか、ぜひ試してみてくださいね。

夏休みに歯のチェックを!

楽しい夏休みの時期がやってきました。夏はアイスクリームやジュースなど、甘い冷たいものを口にする機会が増え、虫歯ができやすい季節と言われています。
こまめな水分補給は脱水予防として大切ですが、頻繁に糖分(ジュースやスポーツ飲料)を口に入れるのは、虫歯予防の点からはおススメできません。 
冷たい飲み物は思っている以上に沢山の糖分が含まれており虫歯のリスクが大変高いです。食べた後30分以内に歯を磨く。歯を磨けない場合はお茶やお水で口をすすぐなど、口の中に糖分が残らないよう工夫をしましょう。


今年は短い夏休みを過ごしている方もいるかもしれませんが、時間が作りやすくなる夏休みは歯を治すチャンスです。普段は学校や習い事で忙しい方も、夏休みを利用して歯の健康状態をチェックしてみてください。

小児歯科では、痛くない治療を心がけるのはもちろんのこと、これからどんな治療をするのか、お子さまにもわかる言葉で丁寧に説明しています。 キッズスペース、駐車場もあり院内はバリアフリー設計です。小さなお子さま連れでも安心してご来院ください。

 

定期的な歯ブラシの交換を

毎日使う歯ブラシの変え時、皆さんはどのようなタイミングで交換していますか?
つい忘れたり面倒だったりして、使い続けてしまう方がいるかもしれませんが、
歯ブラシの寿命を考えると交換の目安は約1ヶ月です。

歯ブラシを後ろから見たとき毛先がヘッドからはみ出している歯ブラシは1ヶ月以内であっても交換しましょう。毛先が開いた歯ブラシは新しい歯ブラシと比べると、約4割も汚れが落ちにくくなってしまいます。
また、軽く水洗いしただけの歯ブラシには、目に見えない細菌が繁殖しています。

いつも清潔なお口を保ち、効率よく歯垢を除去するために、「1か月に一度」歯ブラシを交換することをおすすめします。
月に一度「歯ブラシ交換DAY」を作ってみてはいかがですか?


武田歯科医院では小児用から成人の方のお口の状態にあった歯ブラシもご用意しております。
歯ブラシの選び方などお気軽にご相談ください。

6月4日~10日は歯と口の健康週間

6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで、「むし歯予防の日」と言われ、この時期に歯科検診が実施される学校もおおいですね。
自宅で過ごす時間が増えたこの時期、口内環境が乱れたりしていませんか?歯・口の健康づくりは、毎日の規則正しい生活習慣が基本です。

 

健康づくりの視点から見ると、乳幼児期は保護者等が中心となって健康を管理し、学齢期は、成人期のように健康は自分自身で守り育てる時代への「移行期」になります。
歯は一生ものです。子どもたちが大人になっても自分の歯・口の健康意識を維持するためにも、今日から小児歯科で予防歯科をはじめましょう。

とはいっても、歯医者にはいきたくない、恐いと感じるお子さまは多いです。歯医者での治療が得意な子どもはいません。ですので、当院では少しでも恐がらずに治療を受けられる工夫をしています。

・待っている間も終わった後も遊べるキッズスペース
・抜けた歯はかわいいティースケースに入れてお渡し
・がんばって治療ができたお子様におもちゃ、グッズのプレゼント

 

虫歯を治して終わるのではなく、その後のケアまで提案して子供の歯を虫歯から守るための予防歯科にも力を入れています。
どんなに細かな質問、心配な事でも大丈夫ですので、お気軽にご質問ください。

自宅で虫歯予防!

毎日欠かさず歯磨きをされていると思いますが、多くの方は磨き残しがあります。この磨き残しなどが、口の中の細菌と混じり合って口の中のプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりになります。

このプラークがいる場所は

1.歯と歯の間

2.奥歯の溝

3.歯の根元

です。どの場所も歯ブラシだけでは磨くのが難しい場所ですね。
歯ブラシだけだは6割ほどしか磨けないので、虫歯になりやすい場所に合わせて、歯のお掃除グッズをプラスしましょう。

お勧めのアイテムはこちら。
1.歯と歯の間の歯垢にはデンタルフロス。

2.奥歯の溝にはブラシ部分が小さく、毛先も細いスポットブラシ。

3.歯の根元には歯間ブラシ。


歯磨きは最低1日に2回以上しましょう。口腔内の酸化が進む食後10~15分以内に歯磨きをすることで、虫歯の進行を食い止められます。

ブラッシングはただ磨けばいいのではなく、自分の歯並びや歯の形、歯茎の状態に合った正しい磨き方で行うことが大切です。
この機会にいつもよりも時間をかけて歯を磨いてみてください。

舌の清掃

「 舌苔(ぜったい)」という言葉、ご存知でしょうか?
舌に付着する白い苔状で、細菌や食べカス、粘膜のカスが付着したものです。
通常の量では問題ありませんが、ストレスや免疫の低下、消化器が弱っていると多く付着し、口臭の原因に。最近は、舌専用のブラシもありますが、歯ブラシでもケアできます。ブラシを舌の奥から手前に向かって、2、3回動かしてください。舌はとてもやわらかいので、傷をつけないよう、やさしい掃除を心がけてくださいね。

お口の筋トレ

私たちの体を動かしている「筋肉」は、お口の周りにもたくさんあり、「噛む」「飲み込む」「話す」「微笑む」といった、大切な動きに使われています。 この筋肉が衰えていくと、噛む力が弱まったり、口角が下がり無表情になるなどの影響が出ます。そして血液やリンパの流れが悪くなり、たるみやしわの原因にもなります。

筋肉は、いくつになっても鍛えることが可能です。「健口体操」で検索するとたくさんの解説ページが出てきますので、ぜひご自分にあったトレーニング法を探してみてください。毎日意識してトレーニングすれば、口角があがったり、顎が引き締まるなど、見た目にも変化が。口腔内の健康にも効果的です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします

武田歯科医院は地域のかかりつけ医として、皆さまに安心して通っていただける医院を目指してまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

口呼吸を治そう

呼吸には、鼻呼吸と口呼吸があり、鼻呼吸では「鼻」が空気とともに身体に異物が入り込むのを防ぐ「フィルター」の役目を果たしています。

口呼吸は「口」で空気を吸い込むときに、花粉や細菌、ウイルスなどがそのまま肺に入り、さまざまな感染症を引き起こすことがありますし、何より口の中が乾燥してしまいます。

口腔内の乾燥は、虫歯、歯周病、口臭など様々なトラブルを引き起こす原因となりますので、普段から鼻呼吸を心がけるようにしましょう。

詰め物が外れてしまう原因は・・・?

キャラメルやおもちの様な粘度の強い食べ物で、歯の詰め物が外れてしまった経験はありませんか?
きっかけは食べ物であっても、外れる原因は、詰め物自体の劣化や、歯周病で歯ぐきが下がってきたり、歯茎の老化などの影響で歯に詰め物が合わなくなっている場合などがあります。
どのような場合でも、外れたままにしておくと虫歯になったり、かみ合わせが悪くなったり等、たいへん危険です。外れてしまった時は出来るだけ早く(できれば外れた詰め物を持って)ご来院ください。
また、詰め物が合わない、かみ合わせが悪くなったなど違和感を感じる場合もご相談ください。