無意識に口呼吸になっていませんか?

今、お口がポカンと開いたままになっているお子さんが増えています。この症状の原因として、もっとも多いのが口呼吸によるものです。この口呼吸、ほおっておくと、さまざまなトラブルを引き起こす原因にもなり、とても危険です。

1.虫歯や歯周病になりやすい-口呼吸によって口の中が乾燥し、唾液が分泌されにくくなります。
2.口臭の原因になる-口腔内の乾燥により細菌の量が増え、口臭がきつくなります。
3.歯並びが悪くなる-舌は上顎にあるのが正しい位置になりますが、口呼吸の場合は舌が常に下にある状態になり、上あごの成長に影響が出てしまいます。
4.風邪やウイルスに感染しやすい-ウイルスやほこりを吸い込んでも、鼻呼吸の場合は鼻毛や鼻水がフィルターとして機能しますが、口呼吸の場合はダイレクトに体内に入ってくるため感染しやすくなります。

口呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼします。また、コロナ禍で長時間マスクをつける生活も口呼吸を招きやすくなります。なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか?次回はその原因をお伝えいたします。

歯のためによい生活習慣を!

春の陽気とともに、新年度がスタートしましたね。
今年度は歯の健康のために良いことを始めませんか?健康維持はお口から!歯を失ってしまうと全身の健康が損なわれてしまいます。
例えばわかっていてもやってしまう、こんなコトありませんか?
・歯を磨かないで寝てしまう。
・ダラダラ間食とる。
・あまり噛まずに飲み込んでしまう。
歯に良くないとわかっていてもついやってしまうこと、先ずはその「ついやってしまうこと」を減らしてみましょう。なれてきたら、次はレベルアップです。一日3回は歯磨きをする、食事の時間を決める、一度の食事で噛む回数を増やすなどできることから始めてみましょう。セルフケアにプラスして、歯科医院での歯科検診を定期的に受診することで、歯の健康維持につながります。お口の中を清潔にし、歯周病、むし歯を予防して歯と体の健康習慣を手に入れる一年にしましょう!

シニアの歯磨き方法

今お使いの歯ブラシの毛先はどのような状態ですか?使用期間が短いのに広がっているなら、力の入れすぎかもしれません。
シニアの方は加齢とともに、歯ぐきが下がり、歯ぐきも弱りがちです。基本的には力の入れすぎに注意して、歯ブラシを小刻みに動かし歯垢を落としましょう。
ブラッシングだけでは落ちない歯垢もあります。年齢とともに歯ぐきが下がると、歯の根元にすき間ができやすくなります。この根元のすき間掃除には歯間ケア専用のアイテムを使ってみましょう。歯間専用に作られているので、手軽にキレイにケアすることが出きます。ここで歯間ケアアイテムの使い方をご紹介します。

1.歯間ブラシは歯の根元付近など歯のすき間に使用します。すき間に挿入し、前後にゆっくりと動かしましょう。
2.デンタルフロスは歯と歯のすき間に入れ、歯の側面をこすりながら上下します。
3.ワンタフトブラシは、小さなヘッドなので、ピンポイントで磨くことができます。

お口の中の状態は人によって様々です。アイテムの選び方や使用方法など、分からない方はお気軽にご相談ください。

スポーツで大切な噛みしめ

雪と氷の祭典 冬季五輪がはじまりますね。スポーツをするにあたって、歯の健康とスポーツは深い関係があることをご存知ですか?「しっかり噛む」ことが、軸のブレない走り、ジャンプしたときのバランスのよい空中姿勢、爆発的な瞬発力など、体のパフォーマンスに影響します。強く噛みしめると、噛みしめに使われる咀嚼筋が働き、脳に刺激が伝達されます。そして脳から全身の運動にかかわる神経が活性化されるため、全身の筋肉がより強く活動できるのです。歯の噛み合わせが悪いと、しっかりと噛みしめることができません。このような状態では、あごや頭の位置が不安定になり、体の重心をずらしてバランスをとろうとします。その結果、体のフォームが崩れ、パフォーマンスを最大に発揮することができなくなるのです。

一流のスポーツ選手は歯をとても大切にしています。イチロー選手は一日になんと5回も歯を磨くそうです。スポーツを行う際の噛みしめは、上下左右の8本の奥歯に均等に力が入ることが大切だと言われています。一番磨きづらい歯が、噛みしめには大切なんですね。

プラークのセルフチェック

シクラメンがかわいらしい花を咲かせる季節となりましたね。今年最後のコラムはご自身でできる、プラークのセルフチェック方法をご紹介します。

虫歯や歯垢の原因となるプラーク(歯垢)は食べかすではなく、細菌の塊です。ベタベタと歯についていますが歯と同じような色をしているのでよく見えません。そのため、歯の裏側や奥の方は、磨き残しがどこなのか、分かりづらいのです。

そこで登場するのが歯の染め出し剤です。こちらを歯つけると、歯に付着したプラークがピンク色に染まり目で見えるようになります。染め出し剤の種類によっては、長期間付着しているプラークには青など別の色に変わるものもあります。

プラークを見える化することで、ご自身の磨き癖や磨きにくい箇所が見つかるため、その箇所を意識して磨くことで、確実に磨き残しをなくすブラッシング法を習得できるようになります。歯みがきの苦手な箇所、磨ききれない箇所を発見し、むし歯予防、歯周病予防に努めましょう。

当院ではブラッシングの方法も指導させていただいています。お気軽にご相談くださいませ。

国によって大きく違う残存歯数

10月号からの続きです。
80歳の平均残存歯数を比較したところ、日本は8.9本、スウェーデンは21.1本と13本も多く残存しています。治療技術の差でこれほどの違いが生まれたのではありません。こうした違いを生み出す理由の一つは、歯が悪くなってから治療するという日本の考え方に対し、北欧ではできるだけ歯を長く持つようにという予防重視の治療スタイルの違いだそうです。
歯みがきの時間は、日本のほうがスウェーデンよりも長いという調査結果が出ているのですが、決定的な違いは、歯科検診の受診率です。スウェーデンは80%以上、日本は10%未満と大きな差があります。
日本では「予防のため」に歯科に通う習慣がまだまだ定着していません。痛みがでたり、辛くなってから歯科に行くよりも、定期的に検診を受ける方が時間も医療費も少なくて済みます。定期健診を受ける頻度は3~6ヵ月に一度です。早く見つけることで、治療も必要最低限にとどめることができ、結果として歯を長持ちさせることができるのです。
半年以上検診に来られていない方は、なにも症状がなくても一度検診にお越しください。

年代別歯の残存歯数

実りの秋、そして食欲の秋となりました。

美味しく食事をするために、必要な歯の本数をご存知でしょうか?

人間の永久歯は28本で、親知らずを加えると32本になります。歯の平均本数を年齢別でみると、40代は27.8本、60代は22.8本、80代は13.0本となり、40代を過ぎると歯を失う本数は加速します。およそ20本以上の歯があればほとんどの食品を食べることができますが、歯の本数が減ると、食べられるものの種類も減ってきます。

例えばフランスパンや堅焼きせんべい、酢だこなど、硬いもの、また弾力がある食べ物は歯の本数が20本を下回ると砕く、噛みちぎるという事が難しくなってきます。

 

厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命は約50~65年。永久歯は6歳ごろから生え始めるので、70年以上もの間健康な歯でいることは簡単なことではありません歯をできるだけ健康な状態に保つためのカギはプラークコントロールです。定期的な歯科検診で、ご自身では落としきれないプラークの除去が歯科疾患の予防に効果的です。

 

今ある歯を大切ににして、実りの秋を楽しみましょう!

災害時にも欠かせないオーラルケア

万一の災害から逃れることができても、その後のオーラルケアが不十分だとお口の健康だけでなく、身体の健康を損なう場合がります。1日や2日歯を磨かなくても大丈夫と思われがちですが、口腔内を清潔に保つことができないと、高齢の方では誤嚥性肺炎が起こりやすくなります。そこで今回は、災害時のオーラルケア法をご紹介します。


■歯ブラシがない時は
食後に水でうがいをし、ハンカチやティッシュで歯に付着した歯垢をぬぐいましょう。
■唾液を出して自浄作用
唾液には口腔内の汚れを洗い流す自浄作用がありますので、あごの付け根を押して唾液を出しましょう。ガムを噛むことも効果的です。
■水が少ない時の歯磨き
歯ブラシを濡らして歯磨きをします。汚れた歯ブラシをティッシュなどで出来るだけふき取り歯磨きをします。これをこまめに繰り返しましょう。最後に水で2~3回すすぎます。

防災用品の中に、歯ブラシやデンタルリンスがあると良いでしょう。デンタルリンスの中には、口をゆすいだ後に水でゆすがなくても良いものがります。また、長期間保存が可能な液体歯みがきもありますので、ご自身に合ったものを備えていれば安心ですね。

歯が溶ける値とは?

今回は歯が溶ける値について詳しくご説明します。

歯の表面を覆っているエナメル質はph5.5で溶けまじめます。
溶ける値をわかりやすく数値で表すと、歯の表面を覆っているエナメル質はph5.5で溶けまじめます。このph5.5よりも数値が小さくなるほど酸性が強くなります。例えばコーラはph2.2、梅酒はph2.9と高く、スポーツ飲料はph3.8、ビールはph4.3です。反対に酸性が弱いものは、ミネラルウォーターph7.0、牛乳はph6.8です。
食べ物では、オレンジ、いちご、パイナップル、ドレッシングはおよそph3~4と高く、チーズはph6~7、肉や魚はph5~6、米、パンはph5~7とリスクは低くなります。酸性の強いもは頻繁に口にする機会を減らし、飲んだ後は歯磨きなどで、口腔内の酸を洗い流しましょう。


武田歯科医院では歯の状態をチェックする定期健診を行っております。ひどくなる前に予防することが、いつまでも健康な歯でいられる秘訣です。お気軽にご相談下さい。

学生の方は夏休みに入りましたね。長い夏休みを利用して、お口の定期検診にお越しください。学生さんの夏休みのお決まりの課題と言えば、自由研究。今年の自由研究は「虫歯予防」をテーマにしてみてはいかがですか?当医院は、歯に関するコラムを毎月更新しています。雑学的な豆知識から、より専門的なことまで幅広くご紹介しておりますので、ぜひご活用ください!

歯は溶けるって本当?

梅雨も明けると、あの暑い夏がはじまります。暑い日にはやっぱり飲みたくなる、シュワっと冷たいドリンク。このおいしい飲み物の摂りすぎで「歯が溶ける」現象が起きます。
なにが歯を溶かしているのか?それは、お口の中の酸です。私たちが口にする飲食物の多くは酸性ですので、食べないわけにはいきませんが、炭酸飲料や酸っぱい飲食物を時間かけて飲食するような習慣があると危険です。常に口腔内の酸の濃度が強い状態になると、歯を覆うエナメル質は簡単に溶け内部の象牙質が露出してしまいます。
溶けるのはエナメル質だけではありません。内部の象牙質のほうがエナメル質よりも弱い酸で溶けますので、さらには歯は溶け知覚過敏も起きやすくなります。
次回は溶ける値をわかりやすくご説明します。
冷たいものがしみるなど、知覚過敏の症状がある方は、すぐにご来院ください。