世代別歯科予防特集-老年期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は60歳からの予防方法をお伝えいたします。
シニア世代は、突然のけがに見舞われてしまったり、入院しなければいけなくなったりと、健康リスクが高まります。だからこそ、通えるうちに口腔内を健康にしておくことが大切です。


しっかりと噛んで食事ができるかどうかは、健康寿命に大きく影響しますので、入れ歯をお使いの場合も、予防的なメンテナンスをしっかりと行ってください。積極的に予防歯科治療を行い、口腔内を清潔にしておくことで感染症予防にもつながります。


問題が起こってからでは、しっかりと噛める状態をキープすることはとてもむつかしくなりますので、健康な口内環境と生活を維持できるよう、一緒にケアしていきましょう。

世代別歯科予防特集-壮年期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は40歳から60歳くらいまでの予防方法をお伝えいたします。

 

この世代になると、歯周病などにより、歯を失う方が増えはじめます。年齢とともに歯ぐきも痩せはじめ、歯の根元がむき出しになってきたり、ブラッシングでは取り切れない汚れが蓄積され、知らず知らずのうちに歯周病へと進んでしまうことがあります。

 

日頃のセルフケアのポイントは、歯と歯のすき間、歯周ポケットに届くようにブラッシングすることです。また、過去に治療した場所はその周りが虫歯になりやすいので、歯ブラシの毛先を当ててしっかりと汚れを落としましょう。ご自身のセルフケアと歯科医院での定期検診に重点を置いたケアを行うことが、シニア世代までしっかりと歯を残すカギとなります。働き盛りの忙しい世代ですが、ご自身の歯の健康にも十分注意し、定期的に歯科検診を受けましょう。ご自身の歯を維持できるかどうかが決まる大切な時期です。お気軽にご相談ください。

世代別歯科予防特集-成人期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は20歳から40歳くらいまでの予防方法をお伝えいたします。
忙しい毎日を送るこの世代は、自分の歯になかなか時間をかけられず、重症になって来院されるケースが多くなっています。この世代に多い歯を失う最大の原因は歯周病です。歯周病は痛みを伴わず、ゆっくり進行します。症状は歯ぐきが赤くぶよぶよしたり、歯ぐきから出血したりなど、何かしらの症状があり、そのまま放置していると口臭が強くなり、歯ぐきもうずうずし始め、大変危険な状態になります。
痛みがなくても、むし歯や歯周病の可能性はありますので、少なくとも半年に一度は検診されることをおすすめします。歯科医院で歯のクリーニングをすることで歯垢や汚れはもちろん、毎日の歯磨きでは落としきれない歯石や歯の表面の汚れが落とせます。歯石を除去することで、口内環境が整い健康な状態を保ちやすくなります。ご自身の毎日のケアと、プロのケアを併用して、将来の自分のために今から大切な歯を守りましょう。
ご心配なことなどもお気軽にご相談ください。

世代別歯科予防特集-青年期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は13歳から19歳くらいまでの予防方法をお伝えいたします。
この世代になると永久歯が生え揃い、親知らずが生え始める方もいらっしゃいます。また、親御さんが口の中を見ることがほぼなくなり、口腔ケアがおろそかになりがちです。学業や部活など忙しい毎日の中に、食後のうがいやキシリトール入りのガムなどをうまく利用して、こまめに予防する習慣を身につけましょう。
食生活の乱れや夜更かしなど、不規則な生活が続くと虫歯のリスクは高まります。むし歯の痛みで勉強に集中できなかったり、しっかりと噛みしめることができないままスポーツをすると、十分に能力が発揮できないなどの、影響が出てきます。頑張らなければいけない大切な時期に、口腔内の乱れで集中が妨げられないよう、当医院では噛み合わせの検査をしています。また、予防習慣を身につけるため、正しい予防と歯の知識もお伝えしてます。

忙しい学生の方はこの長期の休みを利用して、歯科検診にご来院ください。しっかりと口腔内をチェックさせていただきます。

世代別歯科予防特集-学童期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は5歳から12歳くらいまでのお子さまの予防方法をお伝えいたします。


学童期は永久歯の土台作りが大切です。乳歯の状態が良くないと、次に生えてくる永久歯の位置や状態に影響が出てきます。この時期にしっかりと歯磨き習慣をつけて、永久歯を守りましょう。
歯が生え変わるこの時期は、とても複雑な口内環境です。ぐらついた歯は歯磨きが難しく、生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、しっかりと磨かなければなりません。このような歯を毎日きれいに磨くことは至難の業です。正しいブラッシングと、大人の手による仕上げ磨き、そして歯の質を強くするフッ素で、しっかりと予防をしていきましょう。
また、歯並びで少しでも気になる点があれば早めにご相談ください。

世代別歯科予防特集-乳児編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は乳幼児の予防方法をお伝えいたします。
生まれたばかりのお子さまのお口の中には、むし歯菌は存在しません。むし歯菌は周りの人から唾液によって感染します。ですのでこの時期はむし歯を感染させないことがなによりも大切です!
【感染を予防するには?】家庭内感染を防ぐため、スプーンやストローの共有は避けましょう。そして、ご家族の口腔内のむし歯菌を減らしておくことも大切です。
むし歯にかかりやすいかどうかは、毎日の生活習慣と大きくかかわってきます。食事やおやつの時間を決め、食後にはできるだけ早くお口の中をきれいにしましょう。
【歯が生え始めたら】安全な歯ブラシを使い、まずは歯ブラシを口の中に入れることから始めましょう。そしてできるだけ早くフッ素塗布などの予防をすることが大切です。
当院の小児歯科では、むし歯のリスクを減らすためにフッ素塗布や親御さんへの歯ブラシ指導も行っています。歯医者さんはこわくない!と感じてもらうことから始めますのでご安心ください。お子さまの歯医者デビューを応援します!

世代別歯科予防特集-幼児編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は小学校にあがるくらいまでのお子さまの予防方法をお伝えいたします。

小さな乳歯が抜けると嬉しそうに見せてくれる子供たち。自分で成長を感じる貴重な体験ですね。抜けた後、歯ぐきの下で準備していた永久歯が生えてきます。生えたての永久歯は乳歯同様にエナメル質が弱く虫歯になりやすいです。むし歯にならないよう、朝と夜の1日2回は最低磨くようにしましょう。
磨く時は歯ブラシを進める順番を決め、鏡を見ながら歯磨きをすると良いでしょう。
最後の仕上げ磨きはお家の方がしっかりと磨いてください。ご家庭では、糸ようじやデンタルフロスを使って、むし歯になりやすい歯の間の汚れも取り除いてあげましょう。

当院では小児予防歯科としてフッ素塗布で歯を強くし、小さな凸凹がある複雑な形状の歯にはシーラントをお勧めしています。お気軽にご相談ください。

白い歯で笑顔をもっと素敵に

4月から新生活を迎える方も多いのではないでしょうか? マスクを外す機会が増えたことから、ホワイトニングを始める方も多くなってきました。
歯科医院でホワイトニングすることは、なによりも安全です。ホワイトニングには歯科医院専用の薬剤を使用するので歯を白く、そして色ムラを防ぎ安心して治療を受けることができます。 ご自宅で手軽にできる「ホワイトニングホーム」も人気です。

清潔感のある白い口元で、新生活をスタートしませんか? 当医院では患者さまにあったホワイトニングをご提案します。気になることなど、カウンセリングもしっかり行いますので、ご安心ください。

歯間ケアにはフロスと歯間ブラシどっち?

虫歯予防に大切な歯間ケア、歯ブラシだけでは落とすことがむつかしい箇所なので、歯間専用のアイテムを使って歯間もきれいにしましょう。

歯間ケア用品は、歯間ブラシとデンタルフロスが良く知られています。 では、どちらを使用すればよいのでしょうか?
デンタルフロスはフロスを歯の表面になぞることで、小さなすきまの歯垢も落とすことができます。 歯がぴったりと隣り合う箇所や、子どもの歯にはデンタルフロスが向いています。

一方、デンタルブラシは歯のすき間をお掃除できます。抜けてしまった歯の間や、加齢により歯ぐきが下がったことでできる歯の根元付近のお掃除に向いています。

フロスもブラシも、サイズが豊富ですので、ご自身に合った使いやすいアイテムを選びましょう。サイズや使用方法がわからない方はお気軽にご相談ください。

スポーツ選手とガム

昨年のスポーツ界は日本人選手が歴史的な大活躍を見せてくれて、感動を巻き起こしましたね。
今年の活躍も楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

 

テレビを見ていると、試合中にスポーツ選手がガムを噛んでいる姿を見かけることがありますが、このガムを噛む行為、れっきとした理由があるんです。
競技中は、どのスポーツでも高い集中力が必要となります。ガムを噛むことで、メンタルをコントロールし、集中力をアップさせ、瞬間的に筋力をあげることができるのです。
リズミカルに口を動かしてガムを噛みますね。そうすることで「セロトニン」が脳内で分泌され、気持ちが落ち着きリラックスできます。


また、ガムを噛むと脳内の血流が活発になり、緊張している状態が緩和されて、集中力や判断力の向上につながると言われています。
そしてここぞという時、人はぐっと歯を食いしばって力を出しますが、そうしたときにガムを噛んでいると、ガムがクッションの役割を果たします。
このように、ガムを噛むことによる競技能力の向上は医学的にも証明されているのですね。

スポーツ選手ではなくても、噛む行為は脳が活性化されるのでお勧めです!