口腔外科 外傷の治療事例
外傷事例【上顎AA 乳歯脱臼(埋入)】No.Ga-01
治療前
1ヶ月後
治療内容
ジャングルジムから落下して前歯を受傷された患者さまです。救急病院に搬送され、前歯の傷の縫合処置を受けております。後処置の依頼で来院されました。
上顎AAが元の位置より深く埋まっています。 成人では歯を引き出して、元の位置に固定しますが、小児の場合にはこのまま経過観察とするのが通例です。
1ヶ月後埋まっていた歯がでてきました。まだ動揺はありますが、このまま経過観察とする予定です。
外傷事例【右上1歯牙破折】No.Ga-02
治療前
治療後
治療内容
右上1の破折のため、来院された患者さまです。歯の一部が破折し、一部歯髄が露出していました。破折片を除去して、破折面にMTAセメントを応用して、合成樹脂で元の形態を回復しました。
外傷事例【舌咬傷】No.Ga-03
治療前
7日後
治療内容
友達の頭が当たって、右舌を切ったとのことで来院。幅10㎜深さ2㎜の切創であったため、経過観察としました。7日後経過観察したところ、創は閉鎖していました。
外傷事例【オトガイ部裂傷】No.Ga-04
治療前
治療3日後
治療内容
転倒して、オトガイ部を受傷されたとのことで来院されました。麻酔下に縫合処置を行い、ハイドロコロイド被覆材で傷口を処置しました。術後3日後、傷口は閉鎖しつつあります。抜糸して、サージカルテープに交換しました。
口腔外科事例【舌咬傷】No.Ga-05
治療前
治療直後
治療1週間後
治療内容
舌右側縁部を咬んで傷を作ったと来院。舌の一部がえぐられていたので、麻酔を行い3糸縫合しました。治療1週間後、傷は完全にふさがりました。
外傷事例【額の傷治療】No.Ga-06
治療前
経過
治療後
治療内容
右の額に幅2cm×深さ5mmの傷を作り来院。サージカルテープ(通気性・柔軟性に優れたテープ)と、ハイドロコロイド被覆材(創傷部を早くきれいに治す被覆材)で傷口を覆う治療を行いました。治療後約4か月後には傷口も線状となりほとんど目立たなくなりました。
通常、救急病院ではこうした傷の治療は麻酔をして縫合します。しかし麻酔を使用した治療は、患者さまの体に大変負担になります。当院では顎顔面領域のこうした傷にたいして、なるべく縫わない治療を選択し患者さまの負担を軽減することを心がけています。