防災用品にオーラルケアを

9月1日は防災の日ですね。今年は関東大震災から100年となります。今一度、被災したときの備えを見直してみてはいかがでしょうか?
■防災用品にオーラルケアを
さて、みなさんは防災用品の中にオーラルケアができるアイテムを準備していますか?大きな災害時には、避難所での生活を余儀なくされることもあります。必要な物資として飲料水や食料が優先されますが、衛生用品などはすぐに手に入らないかもしれません。お口のケアが十分にできないと、お口の細菌が増え、口臭が強くなり歯ぐきが腫れるなど口腔内のトラブルにつながります。
そして、最も怖いのは口腔内の細菌が器官に入ることにより発症する誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎は日本人の死因の第3位を占める、命にかかわる病気です。避難所生活を余儀なくされる場合や、災害時に水が十分に使用できない環境でも、オーラルケアができるよう、防災グッズの中に歯垢を除去するアイテムをご用意ください。
■お勧めのオーラルケア用品
歯ブラシやデンタルリンス(液体歯みがき)があるとよいでしょう。デンタルリンスの中には、口をゆすいだ後に水でゆすがなくても良いものがあります。また、長期保存が可能なものもありますので、ご自身に合ったものを備えておくと安心です。