親知らず

「親知らず」の名前の由来をご存じでしょうか?乳歯や永久歯の生え始めは、親が子どもを見守っている時期に生え出す歯ですが、「親知らず」に関しては親がその生え始めを知ることはない。と言うことから「親知らず」という名前がついたそうです。 10代後半~20代前半に4本生え揃う人もいれば、上下左右の4本が揃わない人、最近では4人に1人の割合で1本も生えてこない人もいるようです。 また、多くの場合生えるためのスペースがないところに生えてくるため、横向きや斜めに生えてきてしまい、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯肉炎などのトラブルを起こしやすくなっています。 なんとなく親知らずがズキズキする、違和感がある時は一度検診へお越しください。医師が丁寧に親知らずの状態をお調べいたします。

歯垢と歯石

歯の汚れには「歯垢」と「歯石」がありますが、今回はその違いについてお話します。
歯垢(プラーク)は丁寧にブラッシングして取り除けますが、歯石は歯磨きでは落ちません。歯垢は食べかすや歯の垢ではなく細菌の塊です。
磨き残した歯垢が硬くなったものが歯石。歯垢はたった2日で歯石になります。歯石の表面はデコボコしていますので、さらに歯垢が付きやすく細菌の温床になるばかりでなく、歯肉を刺激して歯周病の原因にもなります。
丁寧にブラッシングしても全部の歯垢を取り除くことは難しいもの。定期的に歯科医院でクリーニングすることをおススメします。

インフルエンザと口腔ケア

毎年冬の時期に大流行となるインフルエンザですが、できることならかかりたくないものですね。今回は少し早いですが、インフルエンザ予防と口腔ケアの関係についてお話しします。 歯垢、歯石、舌苔(舌に白い苔が生えているようなもの)からは、口やのどの粘膜を保護しているたんぱく質を破壊する酵素が発生されています。と言うことは、口の中が汚れていると、体内にウイルスが入りやすく、インフルエンザウィルスにかかりやすい状態である、と言うことです。 マスクをして、手洗いうがいを徹底していても、お口の中が汚れていたら台なしです。インフルエンザが流行する前に、歯科医院でのお口のクリーニングと普段からの丁寧な口腔ケアを、インフルエンザ予防策としておススメします。

妊娠中は歯が弱くなる?

「妊娠中、赤ちゃんに栄養を取られて歯がボロボロになった。」さて、これは本当にある事なんでしょうか?こたえは「NO」。 妊婦さんに口腔内トラブルが多くなるのは、妊婦さん特有の体調の変化が原因です。 妊娠中分泌が多くなる女性ホルモン「エストロゲン」。このエストロゲンを好む細菌が口腔内で増殖することで、妊婦のお口にトラブルを引き起こします。 また、妊娠中はつわりのせいで、匂いに敏感になり、食生活が不規則になりがち。歯磨きなどの口腔ケアが億劫になることも影響しています。そのうえ、妊娠中は唾液の分泌量も低下しますので、悪条件が揃い、歯周病や虫歯などになりやすく悪化もしやすくなってしまいます。 妊娠初期はつわりなどで歯科治療が難しいと思いますが、安定期に入ったら是非一度検診にいらしてください。その際必ず「妊娠中です」と医師にお伝えください。 妊婦さんでも安心して治療を受けられるよう対応させていただきます。

歯周病のよ・ぼ・う

歯周病にはなりたくない!!と、高価な「歯磨き剤」や「洗口剤」を使ったセルフケアで安心している方はいませんか? それらの商品には、歯肉の腫れ、出血、しみる、口臭などに効果があるような言葉が並んでいますが、よくよくご覧ください。「歯周病予防」となっていませんか?ある程度の予防はできるのですが、あくまで予防です。残念ながら、治すことまではできないのが実情です。 治せるのは、高価で有名な歯磨き剤でもなく、スッキリ爽やかな洗口剤でもなく、やはり歯医者さんです。 気になることがある方は、早めの治療が肝心ですので、是非ご相談にいらしてください。

キシリトール

キシリトールガムってよく耳にしますよね。今回はキシリトールのお話をします。 キシリトールとは、「人口甘味料」でトウモロコシやシラカバの木の樹皮から得られる 天然の糖を加工して作ったものです。甘味料ですからほんのり甘く、後味もさわやか、し・か・も・カロリーが低い!! さらに、虫歯の原因は、細菌が糖を分解した時に出る酸です。 キシリトールは酸や歯垢を作らないように働きかける作用があるんです。 口寂しいとき、ちょっとだけ甘い物がほしいと思ったらキシリトール。 でも弱いながらも下剤としての働きもあるそうで、やはり食べすぎには注意が必要です。 それとカロリーがゼロではありませんので、これにも注意です。

歯の密度

「骨」の密度が低下し骨折しやすくなる病気としてよく知られている「骨粗しょう症」。では、「歯」にも密度があるのをご存じでしょうか? 「歯」の密度とは、歯の表面を覆っているエナメル質の密度のことで、密度が低下する(エナメル質が溶ける)ことにより、歯の表面が凹凸となり、歯の輝きやツヤが失われ、虫歯になりやすくなるといったトラブルにつながります。 酸に弱いエナメル質を守るためには、歯垢をできるだけ口腔内に残さないようブラッシングをすることと、溶けたエナメル質を再生する働きのある「フッ素」に助けてもらうことが大切です。 フッ素は歯科で塗布するだけはでなく、フッ素入り歯磨き粉を使うことでも効果はあります。 歯の密度の低下防止に。フッ素入り歯磨きをおススメします。

歯ぎしりは歯の寿命が縮ま

睡眠時の歯ぎしりは、なかなか本人にはわからないもの。周りの人に「ギリギリ」と音がすると指摘され、初めて気づく人もいるようです。 さらにやっかいなのは、音がしない食いしばりタイプの歯ぎしり。知らない間に相当の負荷が歯にかかり、歯だけではなくや身体に悪影響を与えていることがあります。 朝起きた時に顎がだるかったり、歯がすり減っていたりヒビが入っていたり、頬の内側や舌に歯型がついている。頭痛や肩こりがひどい、などの症状がある方は、歯ぎしりをしているの可能性が考えられます。 当院では予防のためにマウスピースを作ったり、カウンセリングも行っていますので、お気軽にご相談ください。

歯ぐきからの出血

歯磨きの際に、歯ぐきから血が出ることはありませんか。 歯磨き程度の刺激で出血するようであれば、歯周病や歯肉炎など歯茎に炎症が起きているサインかもしれません。 歯周病は進行すると歯が抜けてしまうこともありますので、度々出血するようなら歯科医を受診することをおすすめします。 出血の原因は他にも、かぶせものがあわなかったり、入れ歯が当たるなどの場合もあります。いずれの場合も頻繁に出血するようなら歯科医を受診しましょう。

新生活のスタートに

春一番が吹いて今年の冬も春へとバトンタッチ。4月から新生活を迎える方も多いと思います。 新たなスタートを切る前に、歯のホワイトニングで笑顔や第一印象を変えてみませんか。 当院では、最新のシステムを導入し、短期間で効果のあるホワイトニングを行えます。 輝く白い歯で新生活を迎えるお手伝いは、武田歯科医院へご相談ください。 ホワイトニングについてはこちら