災害時にも欠かせないオーラルケア
万一の災害から逃れることができても、その後のオーラルケアが不十分だとお口の健康だけでなく、身体の健康を損なう場合がります。1日や2日歯を磨かなくても大丈夫と思われがちですが、口腔内を清潔に保つことができないと、高齢の方では誤嚥性肺炎が起こりやすくなります。そこで今回は、災害時のオーラルケア法をご紹介します。
■歯ブラシがない時は
食後に水でうがいをし、ハンカチやティッシュで歯に付着した歯垢をぬぐいましょう。
■唾液を出して自浄作用
唾液には口腔内の汚れを洗い流す自浄作用がありますので、あごの付け根を押して唾液を出しましょう。ガムを噛むことも効果的です。
■水が少ない時の歯磨き
歯ブラシを濡らして歯磨きをします。汚れた歯ブラシをティッシュなどで出来るだけふき取り歯磨きをします。これをこまめに繰り返しましょう。最後に水で2~3回すすぎます。
防災用品の中に、歯ブラシやデンタルリンスがあると良いでしょう。デンタルリンスの中には、口をゆすいだ後に水でゆすがなくても良いものがります。また、長期間保存が可能な液体歯みがきもありますので、ご自身に合ったものを備えていれば安心ですね。