歯並びが悪くなる原因は?

子どもの歯並びに悩んでいる親御さんや、ご自身の歯並びの悪さが気になる方は少なくないと思います。
歯並びが悪いと、歯磨きもむずかしくなることから、むし歯や歯周病など口腔トラブルも起きやすくなります。歯並びが悪くなってしまうのはなぜでしょうか?
大昔の人類には、歯並びの悪い人はほとんどいなかったというデータがあります。現代社会でも、昔ながらの暮らしをしている民族の歯並びはとても良いのだとか……。
現代人の食生活は柔らかい食べ物を食べることが多く、1回の食事で噛む回数が大幅に減っています。
噛む回数が減るとあご周りや唇、舌の筋力は弱り、あごの発育不良が起きてしまいます。口周りの筋力がしっかりとしていると、上顎骨は鼻がある方向に向かって前に成長しますが、あご発育不良が起きてしまうと、上顎骨が下方に成長し骨が縦長に変化します。その結果、顎が小さくなり、歯が生えそろうための十分なスペースが確保できずに重なるように生えて、歯並びが悪くなってしまうのです。

他にも考えられる「歯並びが悪くなる原因」は次回お伝えします。