年齢とともに増える歯の黄ばみ、その理由と対策
前回は抗生物質が原因の歯の黄ばみについてお話ししました。今回は、加齢によって起こる歯の黄ばみについてご説明します。
加齢による黄ばみには主に3つの理由があります。
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エナメル質が薄くなる
毎日のブラッシングや食べ物、酸性の強い飲食物(お酢、柑橘類、炭酸飲料など)が影響し、歯の表面を覆うエナメル質が少しずつすり減ります。エナメル質が薄くなると、その下の黄色っぽい象牙質の色が透けて見え、歯が黄ばんで見えてしまいます。 -
象牙質の色が濃くなる
象牙質はもともと黄色みがありますが、加齢とともにその色が濃くなっていきます。 -
歯ぎしりによる細かなヒビ
歯ぎしりで歯に小さなヒビが入り、そのヒビに飲食物の色素が入り込むことで黄ばみが目立つことがあります。
特に酸性の飲食物や炭酸飲料はエナメル質を溶かしやすいため、摂りすぎには注意しましょう。歯磨きも強い力でゴシゴシこすらず、やさしく丁寧に行うことが大切です。
武田歯科医院では、ホワイトニングについてのご相談をいつでも受け付けています。歯の色が気になったら、どうぞお気軽にお話しください。