世代別歯科予防特集-妊娠期編-

口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は妊娠期の予防方法をお伝えいたします。

昔は「一子を得ると一歯を失う」といわれました。妊娠期はホルモンバランスの変化によって口内環境も変化しむし歯や歯周病のリスクは高くなりますが、正しいケアで予防することも可能です。食事や間食の回数が増える方も多いので、食後の歯磨きやうがいをこまめに行いましょう。歯磨きがつらいつわりの時期は液体歯磨きを利用したり、小さめの歯ブラシヘッドを選ぶこともお勧めです。
つわりがおさまってきたら歯科検診を受け、比較的体調の安定する妊娠中期に必要な歯科治療を済ませましょう。ご来院の際は母子手帳をお持ちいただき、ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。妊娠期のお口の健康を保ち、安心して出産を迎えてほしいと思います。