スポーツで大切な噛みしめ

雪と氷の祭典 冬季五輪がはじまりますね。スポーツをするにあたって、歯の健康とスポーツは深い関係があることをご存知ですか?「しっかり噛む」ことが、軸のブレない走り、ジャンプしたときのバランスのよい空中姿勢、爆発的な瞬発力など、体のパフォーマンスに影響します。強く噛みしめると、噛みしめに使われる咀嚼筋が働き、脳に刺激が伝達されます。そして脳から全身の運動にかかわる神経が活性化されるため、全身の筋肉がより強く活動できるのです。歯の噛み合わせが悪いと、しっかりと噛みしめることができません。このような状態では、あごや頭の位置が不安定になり、体の重心をずらしてバランスをとろうとします。その結果、体のフォームが崩れ、パフォーマンスを最大に発揮することができなくなるのです。

一流のスポーツ選手は歯をとても大切にしています。イチロー選手は一日になんと5回も歯を磨くそうです。スポーツを行う際の噛みしめは、上下左右の8本の奥歯に均等に力が入ることが大切だと言われています。一番磨きづらい歯が、噛みしめには大切なんですね。