世代別歯科予防特集-成人期編-
口内環境は、世代によって起こりやすいトラブルや治療のポイントが異なります。今月は20歳から40歳くらいまでの予防方法をお伝えいたします。
忙しい毎日を送るこの世代は、自分の歯になかなか時間をかけられず、重症になって来院されるケースが多くなっています。この世代に多い歯を失う最大の原因は歯周病です。歯周病は痛みを伴わず、ゆっくり進行します。症状は歯ぐきが赤くぶよぶよしたり、歯ぐきから出血したりなど、何かしらの症状があり、そのまま放置していると口臭が強くなり、歯ぐきもうずうずし始め、大変危険な状態になります。
痛みがなくても、むし歯や歯周病の可能性はありますので、少なくとも半年に一度は検診されることをおすすめします。歯科医院で歯のクリーニングをすることで歯垢や汚れはもちろん、毎日の歯磨きでは落としきれない歯石や歯の表面の汚れが落とせます。歯石を除去することで、口内環境が整い健康な状態を保ちやすくなります。ご自身の毎日のケアと、プロのケアを併用して、将来の自分のために今から大切な歯を守りましょう。
ご心配なことなどもお気軽にご相談ください。